LGBTのハローワーク

LGBT当事者の生き方働き方改革

お仕事紹介③ おなべバー

こんにちは。

今回はLGBTQの、特にTに該当する方は1度は検討するのでしょうか。夜のお仕事についてです。

分かりやすくするため「おなべ、おかま」と記載しておりますが、差別的な意図は一切ありませんのでご了承下さい。

 

私がftmだと認識した20年近く前の知識では、そういう人間はおなべバー、mixバー、ボーイの仕事をするものだと思い込んでおりました。

なので20才になってすぐ、HPで求人をしていたおなべバーに応募をし、そこで2年間。

次はその5年後くらいに短期で良いから、と知り合いに頼まれ、本当に短期の3ヶ月ほど、就労しました。

 

【お仕事内容】

お酒を作り、喋り、歌い、飲む!!飲む!!飲む!!

とにかく飲みます。

下っ端で指名客もいないうちは、平均して境月のボトル5本くらい1人で飲んで、お客さん呼べない分の売上をカバー出来るようにしてました。

カウンターバー形式だったり、スタッフができる限り飲まないで良いように配慮してくれているお店ではこの限りではありません。ただどうしても職業柄、お酒の伴う付き合いは増えるでしょう。

 

あと勘違いしてる人もいますが、毎晩異性と楽しく飲んでちやほやされる仕事ではありません。

そんなのはごく一部のグッドルッキングの持主で、それでも話がつまらなかったり飲めなければ容赦なく罵倒されます。

 

基本的にお客様はストレスにまみれた状態で大量の飲酒をするので、愉快な事ばかりではありません。

また、同性(おなべバーに男性、おかまバーに女性)の来店も多いです。社会科見学的な興味本位でご来店されて常連になってくださる方もいますが、中には「男装の女」を求めてくる方もいます。

そういった方にも楽しんで頂けるように徹する事が出来るなら、アウティングの被害に遭う心配なども無いので快適かと思います。

 

【当事者の仲間が出来る】

同じ職場のメンバーもお客様も、基本的には理解者です!

10年以上夜の仕事を続けてトークスキルと人脈を磨き、高い収入とやりがいを得ている友人もいます。

夜の世界でやっていく!という強い意思と野心があるなら、挑戦してみてはいかがでしょうか。